Claude Code
5 分
Claude Codeでよく使うコマンドを確認なしで実行する方法
~/.claude/settings.jsonで権限設定を行うことで、開発効率を大幅に向上させる方法を解説します。
Claude Code効率化設定permissions
Claude Codeの権限設定で開発効率を劇的に向上
Claude Codeを使っていて、「このコマンドを実行してもよろしいですか?」という確認が煩わしいと感じたことはありませんか?
実は、~/.claude/settings.json
ファイルで権限を事前に設定することで、よく使うコマンドを確認なしで実行できるようになります。
設定方法
1. settings.jsonファイルの作成・編集
bash
# ディレクトリが存在しない場合は作成
mkdir -p ~/.claude
# settings.jsonを編集
code ~/.claude/settings.json
2. 基本的な設定例
json
{
"model": "opus",
"permissions": {
"allow": [
"Bash(git:*)",
"Bash(ls:*)",
"Bash(npm:*)",
"WebFetch(domain:github.com)"
],
"deny": []
}
}
おすすめの権限設定
開発でよく使うコマンド
json
{
"model": "opus",
"permissions": {
"allow": [
// バージョン管理
"Bash(git:*)",
// ファイル操作
"Bash(ls:*)",
"Bash(cat:*)",
"Bash(pwd:*)",
"Bash(cd:*)",
// 検索系
"Bash(find:*)",
"Bash(grep:*)",
"Bash(rg:*)", // ripgrep(高速検索)
// 開発ツール
"Bash(npm:*)",
"Bash(node:*)",
"Bash(python:*)",
"Bash(make:*)",
// ユーティリティ
"Bash(jq:*)", // JSON処理
"Bash(curl:*)", // API通信
"Bash(echo:*)", // 出力確認
// デプロイ関連
"Bash(vercel:*)", // Vercel CLI
"Bash(gh:*)", // GitHub CLI
// Web参照
"WebFetch(domain:github.com)",
"WebFetch(domain:vercel.com)",
"WebFetch(domain:docs.anthropic.com)",
"WebFetch(domain:stackoverflow.com)",
"WebFetch(domain:developer.mozilla.org)",
"WebFetch(domain:npmjs.com)",
"WebFetch(domain:nextjs.org)"
],
"deny": []
}
}
権限設定のメリット
1. 開発スピードの向上
- 確認ダイアログが表示されない - 思考の流れが途切れない - 複数のコマンドを連続実行可能2. 安全性の確保
- 許可したコマンドのみ実行可能 - 危険なコマンドは明示的に除外 - プロジェクトごとに設定可能3. 作業効率の改善
- よく使うコマンドをプリセット化 - チーム内で設定を共有可能 - 作業ログが見やすくなる設定のポイント
ワイルドカード(*)の使い方
json
"Bash(git:*)" // gitの全サブコマンドを許可
"Bash(git:add)" // git addのみ許可
"Bash(git:add,commit)" // git addとcommitのみ許可
ドメイン指定の例
json
"WebFetch(domain:*.github.com)" // GitHubの全サブドメイン
"WebFetch(domain:api.github.com)" // 特定のサブドメインのみ
注意事項
- セキュリティを考慮 -
rm -rf
などの破壊的コマンドは避ける
- 本番環境での実行には注意- 段階的に追加 - 最初は基本的なコマンドから - 必要に応じて追加していく
- チーム開発の場合 - チームで合意した設定を使用 - プロジェクトごとに設定を分ける
まとめ
~/.claude/settings.json
の権限設定は、Claude Codeの開発体験を大きく向上させる機能です。よく使うコマンドを事前に許可しておくことで、確認の手間を省き、スムーズな開発フローを実現できます。
今すぐ設定を始めて、より快適な開発環境を手に入れましょう!